2020年8月24日月曜日

在留許可証申請初回(2019年)

先日、夫の在留許可更新申請書を提出するため青森市に行ってきました。
結果は3カ月程待たないと分かりません。書類の不備などなく無事に審査が終了すればいいのですが…。

今回は在留許可証を初めて申請した時のことを記しておきます。これから申請をしようとしている方のヒントになれば幸いです。

2019年8月8日に婚姻届を最寄りの役所に提出しました。
翌日、8月9日青森市の入国管理局青森出張所に出掛けました。
今回は自分たちで書類の準備をして臨みました。心配性の私はたくさんの情報をネットで調べました。在留許可証取得を専門とする行政書士さんにメールを送ってみたりもしました。というのも申請にあたって問題視されるであろう項目に、私たちの状況が当てはまる点があったからです。専門家からの返信は「難しい案件ですので、お近くの専門家にご相談ください。」「力になりますが、成功できるかはお約束できません。」といったものが多かったです。(それなのに料金は10~20万円位必要と言われました。)以下のような状況であると、偽装結婚ではないかと疑われやすいそうです。
・夫婦のどちらかに離婚歴(特に日本人側の外国人との離婚歴
日本人の年収が240~300万円以下
夫婦の年齢差が15~20歳以上
出逢いの場が、国際結婚相談所 or 出会い系サイト
出逢いの場が、風俗営業のお店
交際期間が3ヵ月以内または出会った回数が1~2回


私達の場合もこれに当てはまる点があり、プロの力を借りたくても青森という片田舎で専門の弁護士や行政書士を見つけるのが難しく、ずいぶんと悩みました。
しかし、同僚のMamiさんが「自分たちで準備して申請したけど、それほど大変ではなかったよ。」と励ましてくださいました。Mamiさんの旦那様はフランス人で、数年前に在留許可証を取得されています。(現在は永住権ホルダーです。)都会生まれのMamiさんは、それだけで素敵なのですが、フランスにも住まれていた経験もあり、優雅で洗練された大人の女性。且つ、「わはは」と豪快に笑い飛ばすような強さもあり憧れの女性です。そんなMamiさんに、色々な事を教わりながら書類を準備していきました。

Mamiさんは職場では外国籍の職員が日本でスムーズに働けるようにサポートを担当していたので、よく入国管理局青森出張所に出掛けておりました。そこで垣間見た外国人のエピソードを私に教えて下さりました。申請書類を何も準備せずに、通訳も同伴しないでやって来る人がかなりいるそうです。そんな時は待ち時間も長く大変だと仰っていました。そのような人たちもいるならば、私はまだましではないかと勇気づけられました。

➀準備する物
在留資格認定証明書交付申請(日本人の配偶者)に必要なものは法務省のサイトに載っておりますので、そちらを参考にしてください。

1 在留資格認定証明書交付申請書 1通
   記入の仕方はネットで検索できます。
2 写真(縦4cm×横3cm) 1葉
3 配偶者(日本人)の方の戸籍謄本(全部事項証明書) 1通
     私たちは当日間に合わなかったので後日輸送しました。

4 申請人の国籍国(外国)の機関から発行された結婚証明書 1通
  夫はアメリカ人なのでこれは提出する義務はありません。前日役所(日本)で発行してもらった婚姻受理証明書を提出しました。
5 配偶者(日本人)の住民税の課税(又は非課税)証明書及び納税証明書(1年間の総所得及び納税状況が記載されたもの) 各1通
6 配偶者(日本人)の身元保証書[PDF] 1通
7 配偶者(日本人)の世帯全員の記載のある住民票の写し 1通
8 質問書[PDF] 1通
  私たちは質問書別紙をWORDで作成し提出しました。A4で2枚
9 スナップ写真(夫婦で写っており,容姿がはっきり確認できるもの)2~3枚
10 返信用封筒(定形封筒に宛先を明記の上,404円分の切手(簡易書留用)を貼付したもの 1通

②準備する物(その他)
法務省のHPには書いてありませんでしたが、以下の書類も準備しました。(ネット情報)
1. 申請人(外国人)のパスポートコピー
・パスポートコピーを出した場合、パスポート通りに認定証を発行してくれるので、氏名のスペルミスが少なくなり、来日時のトラブルが減ります。
・顔写真のページ+日本の出入国スタンプをコピーしてください。
2. 配偶者(日本人)のパスポートコピー
・相手の国へ行ったことの証拠になります。
・顔写真のページ+日本の出入国スタンプ+相手の国の出入国スタンプをコピーしてください。
3. 配偶者(日本人)の在職証明書(在籍証明書でも可
・課税や納税は「1年前に働いていたこと」の証明なので、在職証明書で現在も働いていることを証明します。
・在職証明書の書式は自由ですが、従業員の「氏名、住所、生年月日、入社日」は必ず入れるように会社の方へ伝えてください。
4. LINEやメッセンジャーのスクリーンショット
・相手の名前がきちんと分かるように表示してください。(ニックネームだと、誰の会話か分かりません。 ​
・日付を入れてスクリーンショットを取ってください。
1ヶ月以上の間隔を空けて取ってください。(同じ月のスクリーンショットが複数あっても、あまり意味がないそうです。
・合計で10枚ぐらいが目安です。
A4用紙1枚につき、24枚の画像を並べてカラー印刷しました。
5. 申請人(外国人)の銀行口座の残高証明書
・夫がアメリカで使用している4つの銀行の残高証明書を提出しました。これが一番効力を発揮したように思います。「日本人の税金を外国人に使用するのは避けたい」という事なのだと思います。ある程度貯金がある方、日本でもバリバリと働いていけそうな人は心配いらないのだと感じました。


③提出(8月9日)
青森の入国管理局青森出張所は特に予約をする必要もなく、当日混んでいないかどうか緊張した面持ちで向かいました。私達が行った時は、お盆の前だったからか、私たち以外申請する人がいませんでした。担当のかたは誠実で優しい印象のかたでした。その日提出できなかった戸籍謄本を後日郵送で提出するように指示を受け、申請受付票を受け取り終了しました。

在留資格認定証明書が届きました。(10月25日)
COE (Certificate of Eligibility)(在留資格認定証明書交付申請書)A5サイズぐらいの厚紙です。


これをアメリカに住んでいる配偶者に送ります。私達はFedexを利用しましたが、(10月31日発送、11月5日受け取り)EMSで十分だと思います。このCOEを持って、最寄りの日本領事館に行く必要があります。(夫)

⑤米国在日領事館でVISAを発行してもらう。(11月6日)


領事館に出向きVISAを発行してもらいます。事前に申請書を作成していく必要があります。以下のリンクに申請書があります。


夫はロサンゼルス日本国総領事館に出掛けました。住んでいる場所で管轄する領事館が異なります。サンフランシスコの領事館に行きたかった夫ですが、電話して聞いてみましたがダメだったようです。

準備する物
➀パスポート(アメリカ人)
②申請書
③パスポート(米)用サイズの写真(2" x 2") 1枚
在留資格認定証明書交付申請書原本
⑤運転免許証
⑥切手もしくは料金支払い済みの返信用封筒
RELEASE OF LIABILITY=賠償責任免責書 サイトからダウンロードできます。パスポートの返送の際紛失しても領事館に責任を問わないという宣誓書。
⑧手数料 $27
夫が行ったロサンゼルスの領事館のサイト

https://www.la.us.emb-japan.go.jp/itpr_en/e_m02_06_05.htm

面接を受け、パスポートを提出して帰宅しました。118日にパスポートが彼の自宅へ返送されました。早く受け取りたかった夫は領事館にお願いして、追加料金を支払い、Fedexのお急ぎ便のようなもので返送依頼したようです。パスポートの余白ページにVISAが発行されていました。



⑥空港で在留カードを受け取る。(11月13日)
日本入国は、 原則として在留資格認定証明書交付日から3か月以内に行います。空港でパスポート(ビザ)を提示、パスポートのページに「上陸許可証印」が証印されます。そして免許証位の大きさの在留カードを渡されます。ICチップ入りのプラスチックカードです

そのあとは最寄りの役場で転入手続きをします。(14日以内)私は仕事を休みたくなかったので、彼の国民健康保険加入の手続きもまとめて手続きしました。

今振り返っても「大変だったなぁ」と思います。COEを日本からアメリカに送るのを心配した夫が、11月に来日した際に受け取って、帰国したら現地で手続きし、年末に来日して在留カードを受け取るという予定を、急きょ今回の日程に変更しました。彼もアメリカで仕事をしながらだったので、Fedexの配達を見逃し、追跡するというようなことや、霧で飛行機が飛ばなくて、領事館の予約時間に行けなくなりそうだったとか…。気疲れしたと思います。

このような更新が数年に1度あります。永住権を取得したとしても、7年に1度更新作業があるようです。おばあさんになってもできるのか今から心配です。




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