2020年10月5日月曜日

母を偲ぶ

10月1日(木)のことです。アメリカの現地時間9月30日(水)、夫の母が亡くなりました。
ここ最近は眠っている時間が多くなり、食事をとることも少なくなっていました。2年位前から認知症の症状がみられるようになり、ゆっくりと症状は進行していきました。次第にまともに会話することも少なくなっていったそうです。夫の姉が近くに住んでいるので頻繁に様子を見に訪れていましたが、眠っているばかりで会話もできなかったようです。夫も夫の姉も母親が人間らしい生き方ができなくなってしまったことを悲しんでいました。そして最期の日がそう遠くないであろうと覚悟していました。24時間体制で看護している介護の方と夫の姉に見守られて、自宅で義母は息をひきとったそうです。(病院だったら面会も叶わなかったかもしれません。)その日は夫の姉の誕生日だったそうです。お姉さんが気の毒です。夫はコロナの事がありすぐには帰れません。アメリカに入国しても14日間待機しなければなりません。唯一の家族、弟(夫)抜きで、葬儀や残された家の片づけなどやらなければならないことがたくさんあります。幸い義母は生前に葬儀や墓地の手配を済ませていました。夫の父親の墓の隣に納められることになります。葬儀もコロナの影響で参列できる人数は8人までだそうです。
10月4日(日)に葬儀が行われました。義母の101歳の誕生日となるはずでした。
静かに義母の冥福を祈りたいと思います。

奇しくも、今週の日曜日(4日)は、私の母の一周忌の法事があり、準備のためバタバタとしておりました。ちょうど一年前に母を亡くし、心を痛めました。もっと何かしてあげたかったと後悔ばかりが募りました。しかし、夫は「人生は短いのだから、後悔ばかりしていても仕方がない。残された時間を大事な人のために使いなさい。自分や残された人の幸せを考えなさい。」と励ましてくれました。夫は今回も同じ言葉をお姉さんに話していました。義姉は自分の時間を割いて、義母のために尽くしてきたのだから、これからは自分やパートナーのために時間を使って、人生を楽しんでほしいと伝えたそうです。




冠婚葬祭用に準備していた靴とスーツです。夫が持っている唯一のスーツです。カウボーイにスーツは必要ないそうです。

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